ひとおもい

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ファタモルガーナの館

2014年ゲームレビュー目標 3/12

エンディングコンプまで13時間。人気投票ミニゲーム30分。公式では20時間が目安だそうな。時間が取れないから若干駆け足で時計見ながらやってた部分はある。

超 絶 ハ イ ク オ リ テ ィ
ノベルゲーをやる人がこれをやらないのはもったいない!

構成・シナリオ・キャラ・音楽・美術どれをとっても一級。さらにそれらを統合した「作品全体の雰囲気」を見事に作り出している。残念ながらこれを語るのはネタバレ有りじゃないと、どこで何を言ってしまうか分からない!
極力わからないように、ネタバレ有りでレビュー。本当にこれからやる人に対しては、何も知らない状態、可能であれば公式HPすら見ずに始めてほしい。
公式ブログで見たけど、「ファタモルガーナ」って「蜃気楼」って意味なんだな。

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「その館に住む者は、必ず不幸になる」制作期間四年を経て完成となった、悲劇と絶望の西洋浪漫サスペンスホラー。救いを求めて、「あなた」は扉を開かなければならない。

ファタモルガーナの館

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【シナリオ・構成】
「作中の人物の認識が事実と異なる」という場面がすごく多い。大抵のメインキャラクターが何かしらの思い違いを抱えていて、たいていの悲劇がそれを原因としている。2章までで、女中がいわゆる「信頼できない語り手」であることは分かるんだけど、その女中自体がとんでもない勘違いをしているというのがまたすさまじい。
ジョルジュの助言があったとはいえ、物語の違和感に気づいたミシェルもまた偉い。
舞台裏で、プレイヤーの方でも認識の相違・修正を狙ってたことが言われてたけど、いわゆるどんでん返し。こういうの、割とやられて気持ちが良いっていうのは何でだろう。
また伏線の張り方がすごい。2周目を頭だけ始めたけど、後で出てくることを実はちゃんと説明している。


【キャラクター】
どのキャラもすごくいいんだけど、特に次の3人が気になる!

 ヤコポ・・・
3章の葛藤はわかる。「ヤコポはこうするべき」っていうのは傍観者だから分かるのであって、家の興亡を背負ってしまったヤコポにとっては、もはや個人でどうこうするレベルを超えてしまっていたのではないか。まあそれでもDVは論外なんだけど。また最終章ではモルガーナに積極的に優しかった人物であって、それでもその思いは手にした地位や境遇によって叶えられなくなってしまって、ああままならん。てか基本的にヤコポが呪われているのって人違いじゃないの?究極的には東洋の男に「傷つけるな」って言わなかったのがそもそもの元凶だったのでは・・・いやそれでもモルガーナに会った時に一言言えていれば・・・領主の立場さえ無ければ・・・思い返せば思い返すほど後悔が出てくる人物。人気投票で上位だったのは、それだけみんなヤコポに思うところがあったのだろう。

 モルガーナ・・・
絶壁!聖女の自覚を外出ししてしまったために呪っちゃう系少女。舞台裏とか人気投票ミニゲームとかでの素顔がかわいい。でも、よく考えるとその能力はどこから来ているのだろう。モルガーナは聖女ではなかった説に立つと、モルガーナの能力として奇跡を起こせるわけではないが、実際にミシェルの時代では扉を閉ざしたり、ジゼルを館の女中にしたりと、超常現象は起こっている。これは誰のどういう能力なのだろうか。「強い気持ちの産物」ってことにしたほうがいいのか。

 マリーア・・・
最終章ではすごくいい人なんだけど、3章の悪女っぷりも捨てがたい。「かっこよさ」的にはスチルもあってダントツ。
 

【音楽】
全60曲超。ノベルゲームとしては非常に多い。最初に画面で推奨されるから全部ヘッドホンで聞いたんだけど、全てハイクオリティ。章ごとに作曲者が別だそうで、確かに雰囲気が違う。歌詞はポルトガル語だそうな。
サントラも出てるし、オーケストラで演奏もされているらしい。オーケストラはまだ聴けてないので今度聞こう。


【美術】
耽美系?というのだろうか。全員美男美女。ジゼルとポーリーンが2大おっぱい。血なまぐさいシーンが多くて、テキストとあいまって結構厳しかったけど、そんなグロいわけではないから大丈夫だったかな。


【作中で(多分)未回収の伏線】
・第3の扉で、マリーアが地下倉庫で見つけた落書きは何だったのか。
・2周目を最初から始めたときの周回要素って何だったんだろう。開始画面の変化だろうか。あと、一回クリアすると最終章で領主の立ち絵が出てくるのが一周目より早くなってる?東洋の男の回想では絵は出てこなかったと思ったんだけど。

230pの設定資料集もDL販売されているみたいなんで、余裕あったらそっちも買ってみましょう。
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by konnkounohoukou | 2014-03-31 00:20 | ゲーム | Comments(0)