ひとおもい

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悪魔のリドル

2014年アニメレビュー目標 6/12

兎角が自分の答えを見つけ出す物語。負けたらCDデビュー!






1.総評

ギャグとシリアスのバランスを間違っちゃっただけで、作画・作劇をはじめとして高レベルの作品になっていると感じる。兎角の成長物語として、中々丁寧に作っているのではないか。
早々と最終話ネタバレすると、兎角は、晴のプライマーとしての能力のせいではなく、自分の意志で、または晴個人の人間的魅力により晴を守ったことにしなければならなかった。そして、それを証明するためには、兎角が晴を殺すことが出来なければならない。要は、兎角と晴の間においては、晴はプライマーであってはならない。(しかしながら、本当にプライマーであるなら、兎角以外の暗殺者も味方に引き入れることができたはず。それができていないということは、晴はプライマーではない。)

最終的に、兎角は死者の呪い(願い?)を克服し、晴を殺して自分の人生を生きることとなった。これは晴への裏切りだったのだろうか。晴は自己防衛能力が抜きん出て高いし、生を諦めた描写も無かったし、何より黙って兎角に殺される筋合いもなかった。晴の心情を考えると、やはり「混乱」というのが一番ありそうだ。このあたりが一切言葉で説明されず、間と音楽と表情だけで表現されるのが秀逸。少女漫画っぽい。そして、後日譚で兎角と晴が仲良さそうにしているのがちょっと分からない。卒業式に出ていないということは退学しているということだろうが、なぜ晴は自分を殺そうとした者と仲良く出来るのか。呼び方が「兎角さん」に戻っているところを見ると、距離感は開いてしまったと考えるべきか。

アニメとしての欠点は、暗殺者が生業の割には殺意がぬるい。伊介とかも、やりようによってはいつでも晴を殺すチャンスはあったのではないか。もちろん予告状や黒組生徒以外を巻き込めないというルールはあるが、寮でも殺害可能なのだし、遠慮することはなかったんじゃないかなあ。香子さんも、あと爆弾を10個持ってきてれば勝ってた。


2.演出

作画が非常に高レベル。晴の髪とか毎回大変だろうなと思うけどよく動いている。最近のアニメって目立った作画崩れが無いね。中韓のレベルが上ったのだろうか。
上でも言ったけど、言葉にしない芝居が多い印象。多分見返せば発見が多いのではないかなあ。


3.その他

何と言っても「負けたらCDデビュー」。
その回のメインキャラ=暗殺に失敗して退学したキャラは、そのキャラソンがEDとなるため、負けたらCDデビューと言われている。冷静に考えると超豪華。正直第1話は兎角のキャラソンだったため、あーまだED間に合ってないんねって思ったんだけど、まさか毎回EDを変えるとは思わなかった。
しえなちゃんだけED無いのは仕方ないのか?再起を期待。

なおOPもサビ以降のアニメが超かっこいい。特に兎角が頭を上げた瞬間、既に英さんが拳銃を構えてるのが最高。自分が返り血を浴びても、晴ちゃんからもらったストラップだけは絶対に汚さない兎角さんもいい。…よく考えたら本編で返り血を浴びる展開は、兎角が晴ちゃんを刺した時くらいなんですが、それは。
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by konnkounohoukou | 2014-06-29 19:06 | アニメ | Comments(0)