ひとおもい

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東方天空璋

2017年ゲームレビュー 20 

1,262分=21時間。Lunatic全機体でクリアまで。Normal初クリアは6時間。
2年ぶりの東方Project整数作品。昔なつかしい要素の中に驚きと次の展開へのワクワク感が詰まっている。今回なんか簡単だぞ!

ネタバレは躊躇しないスタイル。





1.総評

季節が暴走して局地的に真夏や真秋(?)が見られるようになった幻想郷で、今回の新システムである「季節装備」を駆使しながら異変の首謀者を倒しに行くいつもの東方。ゲーム全体の雰囲気として今までの総決算のようなものを感じるし、次章のスタートという趣もある。

まずは四季異変について。一つのゲームの中に複数の季節が出てきたのは2005年の花映塚以来だろうか。東方Projectの特に整数作品は永夜抄、風神録、地霊殿等の季節感を取り入れたものが印象深いところ、天空璋で全ての季節が均等に出てきたのはその文脈から見ると異様に映る。同様に、四季を探しながら幻想郷の見慣れた土地を転々とするのも今までの要素をまとめてきていると言える。これは天空璋で何かを一旦区切って、ここからは今までの東方とは別のものを作っていくからね、と言われているようにも感じた。

自機に文とチルノが採用されたのも天空璋の特徴の一つ。「異変は人間が解決するもの」というのが暗黙のルールのように思われていたが、紺珠伝のうどんげに続く人外の自機採用には東方も変わったなあという気持ちにさせられる。ということで東方は何でもありだから今更何があっても驚かないと思ったけど、やっぱり賢者2人目にはびっくりした。でも、多分ここから幻想郷の起源とかの話には行かないんだろうなとも思う。そうすると終わっちゃう気がするので。

プレイした印象からはゲームとしての楽しさももちろんのこと、作品としての緻密さ、キャラクターの提案というところに重きが置かれているように感じた。結局今回の新システムである季節装備も最初から罠だったという仕掛けも面白い。妖々夢の桜点や星蓮船のベントラーなどストーリーに回収されていくシステムは昔からあったけど、今回システムがラスボスによって物理的に回収されたのは新しかった。ラストがきついんだ。


2.音楽

好きなのは「希望の星は青霄に昇る」、「山奥のエンカウンター」、「幻想のホワイトトラベラー」、「クレイジーバックダンサーズ」、「秘匿されたフォーシーズンズ」。全体的に季節感と不穏な感じが混ざっている。まだまだ聴き込んでるわけじゃないから分かんないけどねー。EX曲とか全然聞けてないし。


3.キャラクター

告白するとですね。あうんちゃんが好きなんですよ。守護者的なキャラに弱い。あんまり強くないけどついつい出張っちゃうとかかわいい。チルノルートの少しお姉さん的なあうんちゃんいいよね・・・。「#好きな東方キャラ4人晒すと好みがわかる」って?慧音、雛、ドレミー、あうんだよ!

ラスボスの隠岐奈は秘神というところが強調されているけど、やはりその前に説明される「混沌」というのも重要な要素だと思う。元ネタの摩多羅神が習合された神で、色々な側面を持ちながら結局何の神様なのかよく分からない。それは恐らく6面で各季節に移動して対応する弾幕を放ってくることや、EXで多彩なスペカを使ってくることに現れている。本来一気通貫して順番通りに来るはずの季節があちこちに点在しているという四季異変そのものも混沌表現の一つではないだろうか。
隠岐奈のごった煮感は紺珠伝ラスボスの純狐が持つ純粋さとの対比になっているし、正体不明なところはぬえにも似ている。隠岐奈の部下に二童子がいるのは、紫が藍と橙を従えているのに対抗しているのかもしれない。どうもライバル関係っぽいし。


4.演出

映像的には、例えば6面ボスの通常弾幕で背景が次々に変わっていくのは永夜抄チックだった。いや永夜抄が好きなもので。5面とEXで色々な扉に各季節が見えているのも分かりやすい。

個別の弾幕で感動したのは3面の設置弾を放つひまわり妖精。あれ放置してると桜が散るように見えるんですね。ほんと綺麗。もしかすると、4面の斜めに撃ってくるひまわり妖精の編隊は、下から吹き上がってくる吹雪のイメージなんだろうか。

隠岐奈は恐らく意図的に、同じく幻想郷の賢者である紫を彷彿とさせる音楽と弾幕を備えている。こういうところ古参はほんと嬉しい。隠岐奈らしさはEXで出してくる。


5.攻略

初見は難しく感じるのだけど、季節解放を駆使すればおそらくWindows作品で一番簡単。季節解放に攻撃力があるのが重要で、夏装備や土用装備でボスに密着して季節解放を連発するだけで飛ばせるスペカが5・6個ある。さらに季節解放で弾を消すと素点が上がってスコアが増えやすくなるのでエクステンドの回数も増える。ビバ季節解放!ビバ夏装備!季節解放をしてもスペルカード取得に影響はないという仕様も相まって本当に気軽に使える。ボムとは別計算っていうのが太っ腹だね。

キャラクターは久しぶりに霊夢が強い。季節解放の火力とホーミングの便利さが両方そなわり最強に見える。逆に今回新規参戦の文とチルノはショットの攻撃範囲と威力の問題で少し使いづらいか。それでもボムが優秀なので、結局誰を使ってもあまり苦労せずにクリアできる。

天空璋はSteamでの配信が決まっている。Steamを通した新規プレイヤーが増えることを見越して難易度を押さえているのではないだろうか。

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by konnkounohoukou | 2017-11-15 21:01 | ゲーム | Comments(0)