ひとおもい

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天壌のテンペスト

2018年ゲームレビュー 5 

565分=約9時間。本編をクリアするまで。
圧倒的な映像美で魅せる東方二次創作スタイリッシュ2Dアクション。どちらかと言うと、自分でプレイするよりも他人のプレイを見る方が楽しいかもしれない。

天壌のテンペスト


1.長所

緋想天のEDで天子が挿した要石により幻想郷が地震で壊滅しかけるという異変もどきを天子が解決する物語。天子は主人公向きのキャラだと思う。

このゲームの一番の売りは、ドットアニメによる派手で細やかな演出。天子、雑魚敵、ボス、すべてのキャラクターが様々な表情で動き回る。
うどんげの表最終符とか、ぬえの第二スペルとか凝りまくってて感動したのだけど、特に強調したいのが「スペルカード宣言をするボスのドットアニメ」。ボスキャラがカードを掲げる様子をとてもカッコよく描いている! こういう準備動作が細かいと心に刺さるんだ! いちいちカメラがボスに寄っていくのも分かりやすい良演出。スペルカード宣言時の一枚絵と筆文字もケレン味がある。

ボスが展開する弾幕をすり抜けて天候を操作し、アミュレットを壊してから斬撃をお見舞いする流れは、アクションゲームとして、またヒーローものとして非常にわかりやすい文脈を持っている。それらを総合して得られる爽快感と無双感は、歯ごたえのあるボス戦により強化されているように感じた。軽快なBGMや気持ちのいい効果音もサントラ希望レベル。


2.短所

崖の多さやスキルのアンロック方法など、いくつかの短所は指摘できるが、特に記載すべき難点は技・射撃・スペルカードが多すぎることと、それに伴う操作性の悪さである。

技・射撃・スペルカードは多いのだが、威力と汎用性が揃った技は限られているので、行動がワンパターンになってしまうのが問題。操作性に関しても、このゲームでは敵との距離に応じて遠距離攻撃と近距離攻撃が自動選択されるが、その距離感を掴むのが難しく、技が暴発しやすい。このため、遠距離か近距離で攻撃ボタンを連打するようなプレイに陥ってしまい、せっかくの多彩な技の数々を楽しむことができなかった。
製作側もこの点には気づいているようで、多くの技を使うとステージクリア後の評価が上昇するが、そのインセンティブがあっても色々な技を把握して使用するのは難しい。一応クリア後にはダミーターゲットによる練習も可能だが……。

このゲームで天子を思ったとおりに動かすためには訓練が必要で、素人がプレイするとストレスが溜まりやすい。だからと言ってステージを最短で駆け抜けてボスを瞬殺するようなプレイだと、せっかくの凝った演出やボスの動きなどもスキップされてしまう。求められているのは、天子にもボスにも見せ場ができるようなプロのプレイ動画だろう。


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by konnkounohoukou | 2018-06-09 13:06 | ゲーム | Comments(0)